交通事故FAQ

交通事故賠償の責任者(未成年者の親権者)

Q 私は、歩道を歩いていたところ、後ろからすごい勢いで走ってきた自転車に追突されて転倒し、膝に全治3か月のケガを負いました。自転車の運転者は中学生でした。

加害者本人は、賠償保険に加入しておらず、また、自らは損害を賠償するお金もないと思います。そこで、加害者の親に損害賠償を請求することはできますか。

A   親が運行供用者に当たる場合(車が親の所有名義である場合等)は、運行供用者として親に損害賠償を請求できます。

小学校高学年(11歳から12 歳)以下の者であれば、事理を弁識する能力のない者(責任無能力者)として、未成年者の監督義務者である親に損害賠償責任が生じます。(民法第714 条)

逆に未成年者に責任能力が認められると、未成年者自身に賠償責任が課せられます。

未成年者に対する責任能力の分岐点は、判例・裁判例では11 歳前後から14 歳前後までと幅があります。おおむね12 歳前後が目安となっているようです。

<親独自の責任が認められる場合>
・「親が相当の監督をすれば事故の発生を防止できた」場合
・「監督をしなければ事故の発生する恐れが高かった場合などに親が監督を怠った」場合

例:加害者が無免許運転・酒酔運転や信号無視を繰り返していたのを知りながら放置していた場合