交通事故FAQ

交通事故の示談交渉の開始時期|弁護士による交通事故相談

 私は、信号待ちで停車中のところ、後続車に追突され、自動車の損傷と、首と腰にけがを負い、現在治療中です。交通事故の損害賠償に関して、示談交渉は、いつ始めるのがよいのでしょうか。

 交通事故の損害賠償について、示談の開始時期は、その事故によってどのような損害が発生したかによって、以下のような目安があります。

 <交通事故の損害賠償の交渉開始時期の目安>
      ・死亡事故・・・四十九日が経過した後
      ・傷害事故・・・症状固定後
      ・後遺障害事故・・・後遺障害認定後
      ・物損事故・・・修理の見積もり代車料休車損の判明後

本件では、傷害事故のため、①(傷害が治癒したため)後遺障害等級申請を行わない場合と、②傷害が残存したため、後遺障害等級申請を行なう場合とで異なります。

後遺障害等級申請を行わない場合(治癒)
示談交渉の開始時期は、治療終了後となります。
傷害事故で主要な提示項目である、傷害慰謝料は「治療期間」を基準として算定されるため、治療が終了しなければ損害額の算定はできないためです。

後遺障害等級申請を行なう場合
「後遺障害等級申請」を行う場合、調査事務所による調査、認定が行われます。

認定された後遺障害等級の内容またはは非該当の結果によって、傷害部分の請求に加えて、「後遺障害慰謝料」や「逸失利益」を請求できます。
したがって、後遺障害等級認定の申請を行なう場合の本格的な示談交渉の開始時期は、「後遺障害等級」の結果が出た後となります。

なお、治療が長期にわたり、治療費が高額になったり、その間の生活に困窮するような場合には、相手方の自賠責保険会社に対する「仮払い」の請求、任意保険会社に対する「内払い」の請求などを合わせて検討していくことになります。

弁護士法人ベストロイヤーズ法律事務所(千葉)
弁護士 大隅愛友(おおすみ よしとも)