交通事故FAQ

民事での示談と刑事事件への影響|弁護士による交通事故相談

 私は、歩行中に飲酒運転をしていた自動車にはねられ、重傷を負いました。加害者は逮捕などにより身柄を拘束され、刑事手続きも進んでいるようです。加害者の弁護士を通して示談の申し出あり、申し出に応じるかどうかを検討しています。

民事で示談した場合、加害者の刑事事件に影響はあるのでしょうか。

 交通事故の損害賠償(民事)において、示談が成立したことは、刑事事件においても、加害者にとって有利な事情として考慮されます。

民事手続きと刑事手続きは、別のものですが、民事手続きにおいて、示談が成立したことは、刑事事件においても、被害者の加害者に対する宥恕を示す一事情であるなどとして、加害者に有利に働くことがあります。

示談の成立は刑事手続においても、非常に重要な位置を占めています。刑事事件において、検察官の起訴・不起訴の判断、裁判官の量刑判断では、「罪体」(犯罪事実の内容)に加えて加害者の「情状」面も考慮します。

犯罪後の事実では、加害者の反省、被害弁償・示談の成立や、被害者の許し(宥恕)が重視されます。加害者の弁護人が示談書を証拠として裁判所に提出することで、加害者に裁判所から言い渡される刑罰が軽くなることがあります。

弁護士法人ベストロイヤーズ法律事務所(千葉)
弁護士 大隅愛友(おおすみ よしとも)