交通事故FAQ

逸失利益の算出(失業者)|弁護士による交通事故相談

 私は以前に勤めていた会社を退社し、求職中でしたが、自動車を運転していったところ、交差点で自動車事故に遭い、後遺障害が残る大けがを負いました。失業中の場合、逸失利益の損害賠償はできるのでしょうか。どのように算出されるのでしょうか。

  交通事故によって、後遺障害が残った場合、傷害に関する損害賠償に加えて、後遺障害の慰謝料および逸失利益の損害賠償などが認められます。もっとも、失業中の方の場合、その時点では現実の収入がないため、逸失利益が認められるかが問題となります。

この点、失業中の方のについては、その時点では現実の収入は認められないものの、労働能力および労働意欲があり、就労の蓋然性が認められれば、再就職によって得られるであろう収入が基礎とされ、その場合、失業前の収入も参考とされます。また、失業以前の収入が平均賃金以下の場合には、平均賃金が得られる蓋然性があれば、男女別の賃金センサスによります。

失業中の方について、逸失利益が認められる場合の算定は以下のようになります。

  基礎収入 × 就労可能年数
   ※基礎収入:上記のとおり
   ※逸失期間の年数:原則として、67歳までの就労可能年数。
                              就労可能年数を年収にかけ合わせ、中間利息を控除

弁護士法人ベストロイヤーズ法律事務所(千葉)
弁護士 大隅愛友(おおすみ よしとも)