交通事故FAQ

示談後の後遺障害の扱い|弁護士による交通事故相談

Q 私は、自動車を運転中に交通事故に腕に遭いケガをしましたが、後遺障害が残ることなく治癒したと思い、保険会社と示談を交わしました。しかし、示談した後、首に痛みが出始め、12級の後遺障害が認定されました。このような場合、あらためて損害賠償請求を行うことはできるのでしょうか。

 一般的には困難ですが、例外的に可能な場合もあります。交通事故の示談には、通常、「清算条項」という条項が入り、この条項によれば、示談の時点において存在するすべての事情を含めて、示談書に定められた以上の請求は行わないとされます。よって、示談の際に判明していたた事情であれば、その後から蒸し返しをすることはできません。

もっとも、示談をもって、それ以降の請求が一切行えないとすることは不公正が生じる場合があります。具体的には、示談のときに予測不可能だった後遺症が発生した場合などがあります。ただし、これは極めて例外的な事例とされていますので、一旦示談を行った場合には、簡単に示談の内容を破棄するいことはできないと考えておいた方が無難です。

よって、示談書を取り交わす前に、不安や心配な点があれば、交通事故の専門家である弁護士へ相談の上で手続きを進めることをお勧めします。

弁護士法人ベストロイヤーズ法律事務所(千葉)
弁護士 大隅愛友(おおすみ よしとも)