内払

内払とは、保険会社が、交通事故被害者の受けた損害の額が確定しない段階においても、一定程度の賠償金を先払してくれるというものです。
交通事故損害賠償において、損害金を受領できるのは、原則として、損害額が確定した後になります。

しかし、現実には、長期間、高額にのぼる治療費の負担などにより、一部を先に受領を希望することがあります。そこで、ある程度大きな損害が発生することが見込まれる場合で、被害者の方が特に希望される場合は、この内払制度により一定程度のお金を先に受けることができることがあります。

もっとも、内払あくまで任意保険会社がサービスとして行っている制度にすぎません。よって、保険会社に対して内払するよう強制するようなことはできませんので注意が必要です。(なお,自賠責保険の内払制度は,平成20年10月1日に廃止されましたが、現実にかかった治療費等を月末締めなどの方法で直接自賠責保険会社に毎月請求するなどの方法は,今でも実務上対応を受けられる場合があります)。