不起訴処分

不起訴処分とは、交通事故における責任の一つである刑事処分の1つで、起訴、不起訴を決定する権限を有する検察官が、交通事故の加害者を起訴しないと決定することをいいます。

交通事故で人身損害が発生した場合は、民事上(損害賠償)および行政法上の責任が問われるだけでなく、刑事上の責任が問われます。

交通事故事件において、起訴、不起訴の決定については、交通事故の態様、被害の重大性(傷害の程度、人身、死亡事故)、被害者、被害者家族、被害者遺族の処罰感情、同種事故の先例的取り扱いなどを総合的に考慮して決定されることになります。

不起訴処分となると被疑者に前科は付きません。前科が付くことに起因する前科調書への記録や特定の資格や職業への制約といった不利益の心配がなくなり、被疑者にとってのメリットは非常に大きいです。

刑事手続きにおいても、被害者との示談が非常に重要な要素となります。