同意書

同意書とは、交通事故損害賠償・保険金請求手続きにおいて、加害者の任意保険会社へ提出を求められる同意書面のことをいいます。

交通事故損害賠償・保険金請求における同意書には、「医療照会同意書(兼個人情報提供の同意書)」と「一括対応の同意書」の2種類があります。

上記の2種類の同意書は、いずれも交通事故の損害賠償の手続の初期に出てくるものです。被害者の方にとっては、保険会社への同意書の提出が、後々自分に不利に働いてしまう書面でないかと心配することがありますが、以下のように、被害者にとってメリットになるものであり、保険金(医療費等)の適正な支払のために必要となる物ですので、特別な事情がない限りはサインして提出することに問題はありません。

<医療照会同意書>
医療照会同意書は、加害者の任意保険会社が、被害者の担当医に対して、傷病名、症状、既往症や治療の見通し・症状固定の時期を尋ねたり、後遺障害認定の手続において、医師からレントゲン、MRIや診療報酬明細書を取り付けたりする際に、本人の同意があることを示すためのものです。この同意書は、保険会社が直接医療機関へ治療費を支払うために必要となるものです(この同意書を提出しない場合には、一旦治療費を自分で立て替えることを求められることがあります)。

また、この医療照会に対する回答によって、事故直後から後遺障害にかかわる傷病名がついていたか、症状が一貫してあったか等が判断されることになります。

医療照会は、一定の傷害の場合には、定型の照会様式(決まった書式)があり、必ず医療照会が行われます。

<例>
  ・脳外傷による高次脳機能障害
  ・うつ等の非器質性精神障害
  ・脊髄の障害
  ・反射性交感神経性ジストロフィ(RSD)
  ・むち打ち症等の等級認定に対する異議申し立て

<一括対応の同意書>
任意保険会社が一括対応を行うために取り付けるための同意書です。一括対応の同意書を提出することで、自賠責の保険会社と任意保険会社の2つの保険会社の手続きを一括して進めてもらうことができます。