全損

全損とは、交通事故における車両損害(物損)の一つで、一般的には、①交通事故によって車両が壊れてしまい、物理的に修理が不可能となってしまった状態、または②修理が可能であっても、修理費が事故車両の時価+買替のための諸費用以上にかかってしまう場合のことを指します。

<交通事故における全損の種類>
物理的全損・・・修理が物理的に不可能な場合
経済的全損・・・修理が可能であっても、修理費が壊れてしまった車両の事故直前の時価(+買替諸費用)以上にかかってしまう場合

※事故直前の「時価」(協定保険価額
事故に遭った自動車と同一の用途、車種、車名、型式、仕様、初年度登録年月の自動車の市場販売価格相当額により定められる金額をいいます。

このうち注意が必要なのは、経済的全損の場合です。通常、自動車の車両保険に加入すると、契約時に時価額をもとに保険価格(補償の上限金額)が設定されます。修理費がこの保険価格を超えてしまった場合に全損扱いになります。

例えば、事故による修理費用が100万円となった場合、その車の保険価格が70万円であれば、修理可能な状態であっても全損として扱われます。

<自動車保険で全損として扱われるケース>
上記の2つに加えて
   ・車が盗難に遭って発見できない場合等があります。