交通事故傷害における他覚症状とは、交通事故によって負った傷害について、被害者本人のみが感じられる症状ではなく、医師や他人が客観的な所見、資料を通して確認することができる症状のことをいいます。
交通事故における後遺障害の等級認定においては、後遺障害の客観性の担保のため、他覚症状が認められることが前提となります。
他覚症状を基礎付けるための各種の検査については、傷害の部位、程度によって変わりますが、他覚検査を基礎付ける代表的な検査としては以下のようなものがあります。
<他覚症状を基礎付ける検査など>
・画像所見(レントゲン・CT・MRI)
・神経根症状誘発テスト(ジャクソンテスト・スパーリングテスト)
・知覚検査