損害賠償の基準(むちうち)

損害賠償の基礎知識(むちうち)

むちうち症とは

むちうち症とは、交通事故の自動車の追突、衝突、急停車等によって、頚部の急激な過伸展などが起きるために生じた頚部の損傷のことをいいます。

なお、むち打ち症は、正確な医学上の病名ではなく、頸椎捻挫、椎間板損傷、神経根などの様々な病態を含むものです。

むち打ち症の特色

むち打ち症は、レントゲン検査などの他覚的所見に乏しいという特徴があります。

自覚症状は多岐にわたり、頭痛、頚部痛、眼精疲労、視力障害、しびれ感、疲労感等がみられます。

むち打ち症の後遺障害等級

むち打ち症は、自覚症状が多岐にわたるにもかかわらず、他覚的所見に乏しく、後遺障害の認定自体が困難である場合が少なくありません。

また、後遺障害の認定が得られた場合でも、逸失利益の算定における労働能力の喪失期間が他の障害と比べて短く制限される傾向にあります。

以上のように、むち打ち症の場合、様々な問題が複雑に出てくるため、適正な保険金の支払いを求めるためには、一度、弁護士へのご相談をお勧めいたします。